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■鳥羽屋の沿革(業歴)
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明暦年間(1655年)
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初代小篠長兵衛
京都伏見下鳥羽の地にて、染物業を営む。
二代 小篠長兵衛より五代に至るまで継承
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嘉永2年(1849年)
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六代小篠長兵衛
京都市上京区西洞院通下立売下るの地にて
楽器絃の製造を創める。
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明治18年(1885年)
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七代小篠長兵衛
屋号を「鳥羽屋」と呼称し、家業を継承
(株)日本撚糸を設立(明治38年)
従七位、勲七等瑞宝章(昭和5年)
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大正8年(1919年)
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八代小篠長兵衛(益太郎)継承
京都市上京区油小路通下立売下るの地に
工場併設(昭和8年)
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昭和24年(1949年)
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九代小篠長兵衛(洋之)継承
現在地にて、工場を改築(昭和34年)
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昭和54年(1979年)
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国の無形文化財選定保存技術保持者に
認定(4/21・第34号)
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昭和56年(1981年)
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株式会社鳥羽屋を設立(6/26)
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■所在地・地図
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〒602-8042
京都市上京区油小路通下立売下る西裏辻町260
TEL: 075-222-1100(月〜金/9:00〜17:00)
FAX: 075-222-1107
E-mail: info@tobaya.co.jp
※ 休業日・会社周辺地図(お問い合わせページ)
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■製造品目(数字は絃の数)
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雅楽絃
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和琴6、楽箏13、楽琵琶4、阮咸4、箜篌23
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古代絃
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二十五絃、七絃、八雲2、一絃、月琴4
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琵琶絃
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平家琵琶4、筑前琵琶4,5、薩摩琵琶4
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箏の絃
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十三絃、十七絃
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三絃
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長唄、地唄、小唄、清元、常盤津、歌澤
端唄、俗曲、新内、浄瑠璃、浪曲、民謡
胡弓、沖縄三味線(三線)
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■鳥羽屋の絃
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◇ 絃の原料とその特性
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- 生糸
特にセリシン(膠質)の多い春蚕の生繭からつくられた生糸を原料とし、それに強い縒り(より)と、弾性伸張を加えて製せられる。
その音色は極めて優美で、生糸のもつ味は絃として最高のよさを発輝する。
原糸の産地− |
滋賀県伊香郡木之本町西山(細糸用) |
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滋賀県伊香郡木之本町大音(太糸用) |
- ナイロン
強力の点では申し分ない。ナイロン原糸そのものは生糸に比べて7倍以上の強靱性を有つが、その反面ナイロン独自の伸びがある。そのために延伸熱処理の効果的な工程を加えて、特に伸度、音量、強力の調和が得られるに至った。
音色の点でも、生糸製の絃に匹敵するまでの品質となり、広く一般に愛用されている。
・ユニチカ 超高強力ナイロン原糸/210D-24-820S
・ユニチカ 超高強力ナイロン原糸/210D-07-730Z
・ユニチカ 超高強力ナイロン原糸/840D-96-820Z
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◇ 製造工程
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- 生糸を原料とする絃
- 繰糸
- 合糸
- 水浸
- 下撚、上撚
- 伸張、撚上げ
- 自然乾燥、検査
- 巻取(木製板)
- 染色、糊付
- 糸張、自然乾燥
- 伸張、検査
- 定寸法切断
- 糸巻、包装仕上
- ナイロンを原料とする絃
- 合糸、樹脂加工(第1次)
- 下撚、上撚
- 伸張、撚上げ
- 自然乾燥、検査
- 熱処理(第1次)
- 巻取(アルミボビン)
- 樹脂加工(第2次)
- 糸張、自然乾燥
- 巻取(ドラム)
- 延伸熱処理(第2次)
- 糸張、自然乾燥
- 検査、定寸法切断
- 糸巻、包装仕上
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